作曲DTMブログ

雑談 CONSTELLATION . 雑談 CONSTELLATION .

私と音楽との関係。作曲家になろうと思った理由

中学一年生の終わりごろから私は音楽を聞き始めた。

中学二年の頃には早くもテレビやラジオで流れる音楽に対して疑問を持ち始めた。

「なんでこんなところに休符があるのだ?この旋律の形、変じゃない?とか、こんな言葉、歌詞に使っちゃだめだよ」とかを13-14歳の頃から思っていた。

中学三年生になるともう聞く音楽がなくなってきた。何を聞いても欠点しか耳につかなかったからだ。洋楽にも手を出してみたが変わらなかった。今も昔も、私が楽しみで聞く音楽は女性ボーカルの曲のみだったのだが、中三の早い段階でもう聞くものがなくなってしまった。そこで、当時も今も有名だったが男性ボーカルということで避けてきたサザンオールスターズ゜を聞くことにした。さすがに有名なだけあって面白かった。でもサザンも無限にアルバムがあるわけではなかったから、当時出ていたアルバムを全部聞いたらもう聞くものがまったくなくなってしまった。

そこで以前から興味があった、クラシック音楽を聞こうかと思い、中三の終わりごろシューベルトの「未完成交響曲」を買って聞いてみた。だがいきなり毛色の違う音楽をすぐ好きになるのは難しく、ちょっと聞いて半年ぐらい放置してた。

またポピュラー音楽を聞くのにもどって洋楽とかも聞いていたが、高1の夏に我慢の限界が来てもうポップスは聞かないことにし、クラシック音楽に全振りで聞いてみることにした。最初はとっつきにくかったがさすがに時の試練に耐えてきた音楽だけあって慣れれば滅茶苦茶面白かった。そこからはクラシック音楽ばかり聞いていた。

話はそれたが私が作曲家になろうと思ったのは、中学の段階で自分は音楽では誰にも負けないという、今から思えば根拠のない確信があったからだ。一曲も作曲してないのに。ただその「過信」は、あとから自分で作曲し始めた時に手痛いしっぺ返しを食らうことになる。

詳細を確認
雑談 CONSTELLATION . 雑談 CONSTELLATION .

曲の冒頭からぶっ飛ばしていく作曲法

 以前ある歌の歌入れを女声ボーカリストに依頼したとき、私の渡した曲のデータを見て、「曲の冒頭から最高音だと、おかしくないですか?」と問われた時がある。

 それに対し私は、「曲の冒頭からサビ(一番盛り上がるところ)のつもりで思い切りぶっ飛ばして書いて、サビ(一番盛り上がるところ)は、さらにそれを上回るぶっ飛ぶ旋律で書くというのが私のやり方です」と答えたことがある。ビートルズなどは、曲の冒頭からサビのような感じの曲が多いが、それもいいし、他の曲のように段々盛り上がっていく曲もいい。一番いいのは、両方のいいとこ取りをして、曲の冒頭からぶっ飛ばして、さらにもう一度さらにぶっ飛んだ旋律を歌えれば最高にいいだろうというのが私の基本的な曲作りの考え方だ。

 私のアップテンポの曲を聞いていただければ、私の考え方がわかりやすく反映されているものが多いのではないかと思う。

詳細を確認
雑談 CONSTELLATION . 雑談 CONSTELLATION .

なぜか私が作ったyoutubeチャンネルふたつ

ふたつのチャンネルをあわせて再生合計640万回ぐらい

チャンネル名「北原陽翔」

アメリカで大受けした日本文化を紹介するチャンネル(? 結果的にそうなっただけだが)

アメリカでSASUKE(サスケ)が社会現象を超えて生活の一部に!!!

https://www.youtube.com/watch?v=4exAazz0iWE

【爆笑】日本製ゲームに爆笑するアメリカ人:メタルウルフカオス metal wolf chaos【苦笑】

https://www.youtube.com/watch?v=m7ftHPdrJxI

チャンネル名「北原陽翔 SNH_LOVE」

中国のAKB姉妹グループだったSNH48を追いかけたチャンネル。

https://www.youtube.com/@kitaharaharutoSNHLOVE

詳細を確認
CONSTELLATION . CONSTELLATION .

日本語で韻を踏むということ。あるいは日本語脚韻辞典で得られた知見

 私は必ずメロディを先に書いてその後歌詞をつける。その場合、メロディの都合に歌詞をあわせることになる。メロディの都合に歌詞をあわせようとすると、歌詞の文字数にかなりのしばりが出来る。メロディには切れ目というものが必ずあり、メロディの切れ目と歌詞の切れ目をあわせないと、メロディの魅力を殺してしまうからである。だから私の日本語脚韻辞典でも、単語をすべて二文字、三文字、四文字という風に文字数でわけている。それによって、日本語での音節の数の傾向も見て取れるようになった。それによって得られた知見は次のようなものである。日本語では、四音節の単語が一番多い。次に三音節、その次が二音節。五音節以上の単語となると急減する。

 五十音の「うくすつぬふむゆる」=「う列」で終わる日本語の名詞はほとんどない。日本語の動詞はすべて「う列」で終わるから、それとのキャラかぶりを避けてるのだろう。当然の帰結だが、語尾「る」で終わる日本語の名詞もほとんどない(ゼロかも)。日本語の会話、文章で現れる、語尾が「る」である言葉は(たぶん)すべて外来語である。だから、語尾が「る」の単語で韻を踏もうとしても、動詞は「る」で終わるものが圧倒的に多い中、韻を踏むペアとなるもう一方の単語(体言)はすべて外来語ということになり、「る」で終わる動詞で韻を踏もうとするとワンパターン化しやすい。

え列(エケセテネヘメエレエ)は命令形が多い。

形容詞と動詞と名詞の組み合わせで韻を踏もうとするとは「…く」で韻を踏むことが多くなる。

語尾が「らい」の形容詞はマイナスな意味しかない。

語尾が「かい」の形容詞にはあまり良い意味はない。

語尾が「なつ」で韻を踏むのは無理。

語尾が「だけ」で韻を踏む組み合わせは結構ある。

語尾が「…わ」では韻を踏めない(「(主語)は」を語尾に持ってくることぐらい)。

語尾が「お列(オコソトノホモヨロヲ)」の動詞で一番有望なのは「…こう・そう」あたり

語尾が「う」列(ウクスツヌフルユルウ)で終わる名詞が多い語尾のところには動詞がほぼない。たとえば「く」。

語尾が「…お」で終わる韻はそもそもない。

語尾を「めて」にするのは絶対にするのは避ける。「めて」で終わる日本語の名詞はない。曖昧韻を使えばないことはないが、ろくな意味がない(酩酊、免停、メーデイなどで韻を踏むことになる)。

語尾に「くて」「しい」「しみ」「きみ」が来るのは避けた方がいい。

語尾「ても」「でも」「なぜ」「こす」で韻を踏むのはほぼ不可能。

語尾「しみ」(悲しみ、親しみ)、で韻を踏むのはやりづらい。両方とも用言に見え、安直な押韻詩に見える。

きみで終わる動詞は詞として使えないし、体言には(「君(きみ)」以外ろくな単語がない

「ぞ」で終わる韻はほぼ不可能。「こそ」で韻を踏むぐらい。

「…そう(つきそうとか)」なら可能。

「…しようと」の韻はたくさんある。

「…すると」の韻はたくさんある。

「…し」での韻はたくさんある。

 日本語では、用言(動詞/形容詞/形容動詞)と体言が同じ語尾を持つことが明らかに避けられている。私の日本語脚韻辞典では、韻を探しやすいように、同じ語尾における用言と体言とを色別にわけている。それらをざっとみて分かることだが、ほとんどの場合、同じ語尾における用言と体言の割合は、9:1、8:2、7:3のように、用言と体言のうちどちらかが圧倒的に多く、どちらかが圧倒的にすくない。体言と用言の割合が、5:5ぐらいなら、豊富な選択肢の中から単語を選ぶことが出来るだろうが、たいてい数少ない選択肢の中から韻のペアの一方を選ぶことになり、かなり苦しい選択を強いられる。日本語は語尾が動詞で終わるということから文末の単語の語尾がワンパターンになりがちであるから、韻を踏みづらいというのもあるが、上記のような、体言と用言の比率の意味でも、日本語は韻を踏むための言葉としてはあまり適してはいないということは言える。

それ故1300年もの間、日本語で本格的な韻を踏むことが出来なかったのだ。

詳細を確認
作曲DTM, DTM CONSTELLATION . 作曲DTM, DTM CONSTELLATION .

SSL FUSION レビュー

SOLID STATE LOGICのFUSIONをレビューします。

結論から言うと私的には最高のアウトボードです。

私はwavesのマーキュリーバンドルを持っていて、UAD2のプラグイン100以上持っていたし(もう売却したが)、プラグインアライアンスの全部入りのサブスクに入っているが、あれこれプラグインを買うよりも前にまずこれを買うべきだと思う。ちょっと高いが。

FUSIONの素晴らしさはなんと言ってもその透明感であり、市販の曲でよく聞く「あの音」を出してくれることです。私がミックスダウンのリファレンスで最高のものだと思っているのは、(マニアックだが)DREAMの”DEAR..”と”PROCESS”というアルバム。このふたつのアルバムは、まさに「あの音」というべき透明感のある音のCDです。この「音」を出すために私はいろんなプラグインを買い漁ったり、ミックスダウンの本を読んだりネットで調べたりしてきた。でも結局はアナログのアウトボード、なかんづくFUSIONを通せば「あの音」「透明感」を手に入れられるのだ。

今までプラグインを総動員して透明感のある曲を作り出そうとしていたが、プラグインだけで作っていた曲を改めて聞いてみるとまあなんとくぐもった音だったことか!こんなんでよく満足してたなと思うほどひどい音だった。プラグインのEQなんてどれも50歩100歩(目くそ鼻くそ)だ。

私はFUSIONを主にマスターバスで使っている。曲のミキシングを終えたあとFUSIONに通して、EQ、ステレオイメージ、音圧を調整し、最後にOZONEなどのマスタリングプラグインを挿して曲作りを終了させている。

FUSIONを手にして以来、私はプラグインにまったく興味を失った。OZONEとMASTER DESKは素晴らしいが、プラグインなんて私に言わせればほとんどゴミ、安かろう悪かろうの典型だ。プラグインの記事もまったくみなくなった。金はかかるが私はDTMerには高額のまずアウトボード、なかんずくFUSIONを買うことをおすすめする。FUSIONを買ってから、プラグインに興味があるならプラグインを買うといいと思う。そうすれば、(プラグインに)無駄な金、時間、労力を費やさずに済む。

詳細を確認
歌詞, 詩歌 CONSTELLATION . 歌詞, 詩歌 CONSTELLATION .

完全な日本語脚韻詩

 日本語脚韻辞典というものを出版したいと思っているが、その例として、今まで書いたいくつかの日本語脚韻詩を提示しておこう。

 語尾が全部「する」で終わるような詩ではなく、日本語なのに語尾が全部名詞で終わる詩でもなく、最後の一文字の母音だけが合っている詩のように、韻を踏んでいるのか踏んでいないのかわからなような詩でもない。

 詩の語尾として来る可能性のある、動詞、形容詞、形容動詞(もちろんこれらの活用形も)、名詞、助詞など、日本語の詩として自然な単語が語尾に来ているし、最後の二音節以上で韻を踏むようにしているから、英米語圏の詩のように、はっきり韻を踏んでいると分かる詩になっている。

 これらの詩には、私が「曖昧韻」と呼んでいる韻を使っている。曖昧韻とは例えば、

「 ・輝きこぼれる君 門出のあの時でも
  ・あまりにまぶしい光に逃げ出すあのデーモン 」

のように、語尾の「あの時でも」と「デーモン」とを韻を踏んでいるものと見なしている。

あるいは、

「・あなたの遺伝子はきらめいた太陽
 ・きれいなものをずっと産んでいたよ 」

のように、語尾の「太陽」と「たよ」とを韻を踏んでいるものと見なすような押韻を、「曖昧韻」と呼んでいる。

要するに「母音」や「ん」、「ー(伸ばす音)」などの弱い発音を、ないものとして考え、その前の一文字を押韻の構成字と見なすものである。また、「ん」と「う」は同じ音として扱っている(つまり例えば「無冠」と「向かう」では韻を踏んでいると解釈しているということ)。

日本文学が始まって以来1300年間、誰一人としてなし得なかった組織的、完璧な脚韻詩をご覧あれ。

「失くした涙」 (福島美咲アルバム"Blooms Beautifully"収録曲)

日暮れのライブラリー
言葉をなくすこの胸はゆらり
どこへと向かうのかな
揺りかごを押してる君は若菜

抱えた絆の強さを引き裂き
さだめは許さずその刃先
隠すこの涙消え去るまで
切ない気持ちは高まって

 安らかに見せるこの思い深く
 隠してさびれた情景を描く
 飾りの気位守るため気づいた砦
 ここに舞い降りて

涙捨てどれくらい?
楽しくなる気持ちまで患い
刻む時に戸惑う
知らないうちに失くした感動

いつかは奪い返せるのか涙
まわりの景色でかいま見た
懐かしい過去(きのう)からの通話
いつか来るの?そんな季節は

 言葉もないままクールを装い
 声を上げたいめぐり合わせ遠い
 心の奥へと抑えずに吐き出し歩め
 それが秘めたゆめ

 解き放つ頃は鼓動真っ直ぐで
 涙と喜び取り戻したくて
 隠れて感動失った胸は冷たい
 だから暖めたい

「深海」( 本田彩衣アルバム"ALL-TIME BEST SINGER"収録曲)

澄んだ水面さざめく
微熱秘めたそのメイク
不意の笑みにはにかみ
隠されてた深み

 言葉を交わした季節が去り
 絆にとどまるアクセサリー
 その深みにむせび泣いた
 澄み切る湖(うみ)を持つあなた

君が歩む通り道
いつも切ない日々に満ち
目には映ること厭う
澄みきる透明度

 語りをつくした佳日がなお
 胸騒ぎを駆り立てる素直
 この鼓動はなぜはからう
 二人といない君だから

 言葉を交わした季節が去り
 絆にとどまるアクセサリー
 その深みにむせび泣いた
 澄み切る湖(うみ)を持つあなた

 語りをつくした佳日がなお
 胸騒ぎを駆り立てる素直
 この鼓動はなぜはからう
 二人といない君だから

「秘密のパーティ」( 本田彩衣アルバム"ALL-TIME BEST SINGER"収録曲)

静かな息吹想いをはじく
僕はくちびる閉じた美しく
君のいつもの語りは真夏
すぐ誰彼なく解き放つ

今なぜ君は彼のずっとあとをたどり
でも砂漠の中でひとり

 この隔たりは埋まらなくて辺りみな袋小路
 くすみに満ちたものだけ生む人波は通り越し
 僕と君落ち合うから求めてた絶縁体
 ゆかりなきひとそのままにしておいて僕らは満たされたい

変わらず責めることなきゆかり
誰のせいと問いつめてるばかり
声をあげる言葉の体内
それは何も信じていない

「さあこの絆むすぶ」見せかける掟
でも最後には裏切って

 なぜ分かりあえない宛名の姿もうマリオネット
 「息吹を感じ取れるどうし慰めあおうね」と
 輝きを持つあなたの毎日は宝探し
 離れて過ごし暗いまわり照らしだしながら夜を明かし

 このほどけない糸を隠す瞳との別れ話
 今では分かりあえる人と物語を織りなし
 きらめきを呼び起こしたたくさんのダイアローグ
 僕らと君は手を取り合い限りもなく声価はとどろく

「脚光」 (未発表曲)

声はこころからのメール
君は深く魅力秘める
きれいなくちびるが真っ白息を吐く
あふれるものはそうまるで琥珀

 輝きこぼれる君 門出のあの時でも
 あまりにまぶしい光に逃げ出すあのデーモン
 汚れのなき傷だけつぐなうつくろい草
 誰もがあなたをもう今日の日から語り継ぐさ

雪がはばむ君の行く手
でもね迷うことはなくて
あなたの遺伝子はきらめいた太陽
きれいなものをずっと産んでいたよ

 つぼみは咲くことなく見守るはがゆい時差
 咲き出す季節に僕らが讃える輝かしさ
 めぐみを手にする君 寝そべる白い真綿
 欠かさず時計を見守り続ける日は終わった

偶然の出会いから隠れた息づかいは
きらめき秘めてる君の会話

 胸から伝わる声 心のパステルカラー
 きずなをつなげる刹那は大事な舞台だから
 くちびる放てるもの僕らと君との接点
 小さな鼓動に隠した貴石をぜひ聴かせて

 多感な季節に湛えた息吹を今紐解き
 健気な素肌が止まらず脚光受け取るとき

「微笑み」 (未発表曲)

呼吸を止めながら閉ざす口唇
自由な息吹今なら光を浴びる
うなづく顔は一筋に汗ばんで
告白したい今までと異なる言葉で

いままっすぐに見るメルクマール
そう笑顔もち立ち止まる

 ふれあいがめあての家路に捧げて
 この胸の吹雪とは通りすぎる間柄
 何もかも見通すひとみ真剣で
 戸惑いの鼓動にはミューズだけ内に秘めていたから

刹那ににぎわってるあの時の綺羅
そこではきっとまわり道だけ忌みきらう
思うにまかせない世界の中で
いらだつ色合いに向きあうことを誓って

その北風に手をさしのべて
ずっと受け止めたいさすべて

 縛られた道から遠くに離れて
 真っ白な視界見え滑り降りてくゲレンデ
 解放に渇いた声はインフェルノ
 抱きしめた手のひらの中何もかもがもう鎮まるの

 全開に開いたドアは明るくて
 縛りなく受け止める思いなお駆けめぐって
 向けられた手にこの頬を差し伸べる
 焼けついたその手から贈られた花はあのブルーベル

「運命の指揮者」 (未発表曲)


風は流れ美空は澄み渡る
晴れを祝うブライダル
誰もいま知らぬ顔
ぎゅっと抱いた背中を

 言葉だけが抱いた君の秘めた胸の子らは
 隠しきれぬ鼓動放つ彩華満ちた女童(めらわ)
 僅かな使徒が抱える非難
 ゆくりなく胸へと担う

日々に通り過ぎてた言葉満つ
誰しも抱えた秘密
思い出がゆさぶった
こころ巡るかさぶた

 かけら一つ残すこともなくてここに鍵は
 隠れながら気づかれずに形作る間際
 めぐり合わせはいつも身勝手
 その風は背中にやがて

 言葉だけが抱いた君の秘めた胸の子らは
 隠しきれぬ鼓動放つ彩華満ちた女童(めらわ)
 僅かな使徒が抱える非難
 ゆくりなく胸へと担う

「縦糸(たていと)」(未発表曲)

広がる景色を映し出すこのまぶた
寂しくただずむ気位をゆさぶった
モノクロに揺れる空気の色合い
いつもせめぎあい


 映像君とわけあいながら
 想いはいつでも輝く
 よりそう時は名もなき宝
 笑顔見る足取りはやく
 はらりと窓打つレイン
 照りかえす光りきれい


聞こえる言葉がただ語りつぐ未来
だけれど地上はひそむ理由(わけ)振り払い
わかりあうはずの憧れは砕け
迷うこの身だけ


 映像君とわけあいながら
 想いはいつでも輝く
 よりそう時は名もなき宝
 笑顔見る足取りはやく
 過去を織り込む縦糸
 絡みつくことをいとう

詳細を確認
作曲, 作曲DTM CONSTELLATION . 作曲, 作曲DTM CONSTELLATION .

作曲の練習法/上達法

作曲が上達する最良の方法

 作曲の練習に一番いい方法は、即興で作曲することである。何の準備もなく、いきなり鼻歌で歌い初めて、そのまま五分から十分の間、まったくとぎれずに即興で作曲し続けること。初めは非常に苦しいだろう。次の旋律が出てこなくて途中で詰まることもあるだろう。しかし数週間もすれば慣れて来て(私は二週間ほどかかった)、自分がやめようと思うまで何十分以上も全く途切れずに旋律を紡ぎ出すことが出来るようになるはずである。そのうち一日中頭の中で自動的に即興の曲が鳴り響き続け、自分でうるさいと思うようなことにもなるであろう。もし読者の方が学生の身であれば、つまらない授業の間はずっと即興で作曲し続ける、なんてことにしたら、いい暇つぶし兼作曲の練習にもなるのではないだろうか。

 次に色々な曲調の練習を試してみる。速い曲、遅い曲、三拍子の曲、それぞれに練習が必要であり、それぞれに初めは困難である。即興作曲に熟達すれば、五拍子の曲を即興で作る、などということも余裕を持って出来るようになる。

 この練習によって、旋律に最も必要であり、美しい旋律の基本でもある、「自然さ」が身に付くようになる。即興作曲では、下手な作曲家にありがちな「奇抜な」旋律で何とか面白い旋律を作ろうとかいう浅はかなことを考えている余裕などない。次の旋律と、それがそれまでの旋律との構成との間で不自然なところがないかどうかを検証しているだけで精いっぱいになり(何しろ今作ったばかりの曲を鼻歌で歌いながら同時に次の旋律を考え、同時に曲の構成との整合性や同じような旋律ばかりでてはいないだろうか、などと考えるのだから、下らないことを考えている余裕などない)、必然的に奇抜な発想は意識の向こうに追いやられ、その人にとって最も自然な旋律のみが出てくることになるからである。

 良くない旋律にありがちなことは、旋律が不自然であることである。「人工的なもの」は音楽にとって最もあってはならないものである。人を感動させようとするほど、人は感動しなくなるものであるが、それと同様に面白い旋律を作ろうと思って旋律をいじくればいじくるほど、つまらない旋律が出来るものである。面白い曲を作るときに一番必要な感覚は、最も単純な旋律に潜むおもしろさを感じとり、それを引き出すことである。

 即興による作曲練習の勘所は、邪念を抱かずに自分にとって最も自然な旋律をつむぎだし続ける状況に自らを追い込むことである。だから一番が終わったから次は一番の反復、などとは考えずに、五分十分ととにかく新しい旋律を作り出し続けるのが大事である。

 応用型として、即興で歌を作るということも、気まぐれに私はすることもある。さすがに即興で気の利いた歌詞を思いつくことは出来ないから、詩の品質はかなり適当であり、同語反復も多いが、何とか形にはなっていて、感動的なものを作ることが出来る。歌に関していえば、歌の旋律に使う旋律のパターンは非常に限られていて、それらの基本形(私はそれらを「定型」と呼んでいるが)はすべて頭の中にたたき込まれてるから、それらの限られた定型の中から、適当な詩をのせて歌うのである。

 一時期非常に嫌な思い出にさいなまれていたときがあり、そのとき私は即興で悲しい曲を自分の心の中で作り続ける、などということもあった。これは意外に効くものである。作曲に意識を奪われ、なおかつ(自分の作ったものであれ)音楽の与える心地よい気分が非常に私を楽しませてくれた。落ち込んだときに自分を慰めるために作る曲は悲劇的な曲が多いが、胸をえぐるような悲しい曲は、心を慰めてくれるものである。少し気分の落ち込んだときに、音楽に興味のある人はやってみてはどうだろうか。

 即興で作曲したものの中には、練習とはいえ非常にいい出来映えのものもあった。すごい盛り上がりを見せ、素晴らしく感動的な曲もたくさんあった。モーツァルトなら暗記して、家に帰った後すぐ譜面にするなどということが出来たであろうし、彼の場合実際にそんな風にして作曲したのであろうが、いかんせん私にはそれほどの記憶力はない。したがって、これはめちゃめちゃ面白い、と気が付いたときにはもう即興曲が始まってから何分も経っていて、なおかつそれらすべてを忘れている、などということは非常によくあった。それらを思い出したためしはない。したがってそれらが私以外の人にとっても面白い曲であったとすれば、そのような価値ある曲は、私が一回聞いたきり、永遠に記憶の彼方へ消え去ってしまったということになる。

 リヒャルト・シュトラウスのぐしゃぐしゃの旋律や、ブラームスの無秩序な曲を聞くたびに、彼らはおそらく、即興作曲の練習をしていなかったのだろうと思われる。リヒャルト・シュトラウスやブラームスは、彼らなりに音楽に関してはずば抜けた才能を持っていたのであろうが、才能を持っていてさえ、音楽において成功を収めるのは至難の業である、ということである。このことは昔に限らず、現在の状況にも言えることである(そしておそらく未来に渡っても)。やはりベートーベンの言うように、「人は音楽の王国には、容易には近づけない」のである。


詳細を確認